【プロ監修】丸ノコの使い方と選び方【オススメ4選/マキタ】

工具ブログ

この記事では丸ノコの使い方や注意点、選び方を解説します。

もし丸ノコ選びで迷っている場合は、マキタシリーズの丸ノコがオススメです。

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丸ノコ(電気丸ノコ)とは?【使い方】

丸ノコとは、円形の刃を電気モーターで回転させて材料を切断する電気工具です。

直線で材料を切ることに特化しており、手のこやジグソーよりも効率よく切断できます。

丸ノコで切断できる材料は木材以外にも、丸ノコ刃を交換すれば金属・レンガ・コンクリート・タイルなどの切断が可能です。

丸ノコの安全な使い方について

では、丸ノコの安全な使い方を解説していきます。

1.刃の出具合(切り込み深さ)を調整する

材料をカットする前に丸ノコ刃を調整します。
確認する場合は、必ずコンセントやバッテリーを抜いて、工具が作動しないようにしましょう。

刃の出具合を調整するときは刃だし調整ネジを緩め、「ベース」(刃がむき出しにならないようにカバーしているところ)を動かします。
丸ノコ刃が材料から5mm~10mm程度出るように調整をしましょう。

あまり出すぎてしまうと切断面が粗くなったり、切断時に丸ノコが不安定になることもあるので注意してください。

2.材料を固定する

丸ノコの切断時は予想以上のパワーがあるため、初心者が手で材料をおさえるのは大変危険です。

もし不安な場合は「クランプ」を使い、材料を固定する方法がオススメです。

「クランプ」とは、作業工具の一種であり、材料を作業台に固定するときに使用する工具です。

クランプを使用することで手よりも頑丈に固定してくれるので、安全に作業を行えます。

3.材料をカットする

材料のカットを行うときは、丸ノコの直線上に人やモノ、手などがないか確認してから作業を行います。
カットするときは切断方向の正面に立ち、半身になって丸ノコを構えてください。

片方の手でハンドルを握り、もう片方の手でハンドルの前部分を抑えるようにしてから、丸ノコが動く力に合わせて切り進めていきます。

スイッチは材料の切断開始位置の前に置き、材料に押しあてる前に入れて回転させます。
刃を入れる時は回転が安定させてから切断面に接触するようにしましょう。

【丸ノコで曲線状に切断するには?】

丸ノコの角度調整ネジを緩めてベース部分を切りたい傾斜角度(最大45度)まで傾け、切断を行えます。使い方によっては、刃を調整することで溝を作ることも可能です。

4.材料を切り終えたら

丸ノコは材料を最後まで切り終えたら丸ノコの電源(スイッチ)を切ります。
スイッチを止め、回転が終わったのを確認してから丸ノコ本体を材料から離すようにしましょう。

丸ノコは切り始めたら最後まで切断をとめることはできません。
後ろに戻したり、スイッチを切ったりつけたりしていると、「キックバック」という現象が起こりやすくなります。

キックバック

「キックバック」とは、丸ノコが何らかの理由で材料に刃が挟まり、丸ノコが制御不能になる現象。
キックバックが起こると、作業者に丸ノコが反動で飛んできたり、材料の破片が作業者に飛んでくることがある。

キックバックは丸ノコでケガをする原因で最も多く、最悪の場合事故によって死に至ることもあります。
キックバックを起こさないようにするためには、次のことへ注意してください。

丸ノコを使用するときの注意点

  • 丸ノコが斜めに進まないようにまっすぐ木材をカットする
  • キックバックが起きても丸ノコから手を離さず、しっかり持つ
  • 高すぎず、低すぎない高さで作業を行う
  • 丸ノコの真後ろに立たず、丸ノコの側面に立つようにする

丸ノコは効率よく作業を進められる便利な工具ですが、扱いを誤るとキックバックといった事故が起こる可能性があります。
扱いに不安が残るようであれば、ジグソーやレシプロソーといった比較的使いやすい工具からはじめてみましょう。

知っておくべき丸ノコの選び方

丸ノコを購入するときは下記のポイントを知っておくと良いでしょう。

選び方1:電源タイプ

丸ノコには「コードレスタイプ」と「コードありタイプ」の2通りがあります。

コードレスタイプバッテリーを充電し使用するタイプです。コードがないので、小回りが利き、手持ちがスッキリします。
一方で、バッテリーが切れてしまうと作業が行えないので定期的にバッテリーを充電する必要があります。
コード付きタイプコンセントから電源をもらう丸ノコです。長時間の作業が可能であり、長く使用してもパワーが落ちません。
ただし、誤って丸ノコでコードを切断してしまったり、近くに電源がないところでは使用できません。

最近のモデルはバッテリー式でもコード付きと遜色がないのでパワーの面が気になりにくいです。
しかし、コードレスタイプはバッテリーが別売りだったりすることがあるので、コード付きに比べると値段が少し張ります。

選び方2:切断可能範囲

丸ノコにはそれぞれ「最大切り込み深さ」が記載されており、刃の外径の長さで決まります。

基本的に製品の説明欄に直角で切る場合の深さが記載されているので、選ぶ時は参考にしてください。

どのくらいのサイズ感が良いのか分からない場合は、刃の外径が大きいモデルがオススメです。

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外径が大きければ太い材料も切れます

選び方3:安全機能

以下のような機能がついているモデルを選ぶと、より丸ノコを扱いやすくなります。

  • 吸じんもしくはブロア機能
  • ブレーキ付き
  • ワンタッチで角度や平行を簡単調整

他にも夜間作業に便利なLEDライトがついているものを選ぶと、暗所での作業に役立ちます。

次の章で様々な便利機能を搭載したモデルを紹介するので、参考にしていただければと思います。

オススメのバッテリー式丸ノコ4選

ここでは、人気の高い充電式の丸ノコを4つ紹介していきます。

マキタ 18V充電式マルノコ HS611DZ

おすすめポイント
  • コード付きタイプと変わらないハイパワー
  • 最大5,000回転数
  • 軽やかな切れ味と耐久性に優れた「鮫肌」チップソー付き
  • 最短ボディ+最適バランスで使いやすい
  • ブロア機能搭載
  • 切り込み任意ストッパ付き

HiKOKI 36Vコードレス丸のこ C3606DA

おすすめポイント
  • 耐摩耗性・組刃で切れ味抜群、フッ素コーティングで耐久性UPした「黒鯱」チップソー付き
  • 3.3キロの軽量かつ292mmの小型ボディで小回りが利きやすい
  • 取り付け部分がフラットなので替え刃も楽々
  • サイレントモード搭載で騒音をおさえる
  • キックバック軽減システム搭載

京セラ(旧リョービ)プロ用電気丸ノコ AW663ED 611051A

おすすめポイント
  • 刃の回転落ち込みをおさえた電子制御搭載
  • 高速回転で切れ味抜群
  • 材料へのキズを防止したスライドシート付き
  • 定規と切り込み深さ調整部分にワンタッチレバー付きで調整楽々
  • ブロア機能付き

Bosch Professional 18V コードレス丸のこ GKS18V-57H

おすすめポイント
  • パワフルモーターで強力な切断性が可能
  • ブレードの動作をすぐに停止できる高速ブレーキ搭載
  • スチール制のベースブレードとアルミニウムダイカスト製のロワーガードで丈夫な設計
  • 重量感があるので安定性抜群(重みがネックという方もいます)
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